無料問題集 ただプリ|中学2年 理科 生物|[01] 小さな生物

生物(テキスト版)

[問題集の使い方]

これは中学生用の無料問題集です。
プリント版ではなくテキスト版です。プリント版は別となっています。
直接画面を見て、問題を解きながら下へスクロールして下さい。
問題と解答が繰り返し出てきます。
問題を解きながら、すぐに答えを確認できるようになっています。
かっこ()数字の中に当てはまる語句や数字を答えましょう。解答はそれぞれの文章の下にあります。

 

[学習のポイント]

1年で学習した顕微鏡の使い方をしっかり復習しておきましょう。

顕微鏡の使い方について

小さな生物を観察する時に顕微鏡を使用する。
下のイラストを見ながら顕微鏡の使い方について考えます。
イラストの左は鏡筒を上下できる顕微鏡(鏡筒上下式顕微鏡)、右はステージを上下できる顕微鏡(ステージ上下式顕微鏡)ですが、基本的な使い方は同じです。

顕微鏡の各部位

※(1)~(22)には同じ語句が繰り返し入ることがあります。

(1)のあたらない(2)な場所に置く。
② 顕微鏡本体に(3)レンズ、 (4)レンズの順番に付ける。
(5)レンズを(6)倍率にして、のぞきながら(7)を調節して視野全体が明るくなるようにする。
(8)の真下にあるステージに(9)を置いて、 (10)でとめる。
(11)から見ながら調節ねじを回して、 (12)(13)レンズをぎりぎりまで近づける。※(12)と(13)は順不同。
(14)レンズをのぞきながら、調節ねじを先とは逆に回して(15)レンズを(16)から(17)ながらピントを合わせる。
(18)を回して、観察するものがはっきりと見えるようにする。
(19)倍率で良く見えない時は、(20)を回しながら(21)倍率にする。
⑨ さらに(22)を調節して、よりはっきり見えるようにする。


~~~ここから下が解答~~~

    

① (1)直射日光 (2)水平
② (3)接眼 (4)対物
※ ほこりが付かないために、この順番で付ける。
③ (5)対物 (6)低 (7)反射鏡
④ (8)対物レンズ (9)プレパラート (10)クリップ
⑤ (11)真横(横) (12)プレパラート (13)対物
⑥ (14)接眼 (15)対物 (16)プレパラート (17)遠ざけ(離し)
⑦ (18)しぼり
※しぼりの役割は、反射鏡で入ってくる光の量を調整するもの。
⑧ (19)低 (20)レボルバー (21)高
※ この時に見たいものが中央に来るようにする。
⑨ (22)しぼり

~~~ここまでが解答~~~


小さな生物を観察する

顕微鏡で観察する時は、太さが分かっている(1)を用意して、スライドガラスに固定する。
(1)を基準にすることによって、生物の大きさを調べることができる。

以下の生物の中から海水にいる生物を全てあげよう
アメーバ、ツノモ、ミカヅキモ、アオミドロ、ヤコウチュウ、ゾウリムシ、ミジンコ、ミドリムシ、ヒゲナガケンミジンコ、ツリガネムシ
(2)


~~~ここから下が解答~~~

   

   

(1)(細い)つり糸

(2)ツノモ、ヤコウチュウ、ヒゲナガケンミジンコ

~~~ここまでが解答~~~


あとがき(学習した後に読んでください)

今回は顕微鏡の使い方を学習しました。色々と手順があってややこしいところです。いくつか例をあげながら、なぜそうなっているのか考えましょう。

例えば、接眼レンズと対物レンズの順番に上から付けます。なぜ逆だと駄目なのでしょうか?逆に(下から)付けてしまうと、ホコリ等が入って対物レンズに付いてしまうかもしれないからです。このように順番にはちゃんとした理由があります。

また先に反射鏡で調整してからプレパラートをのせます。なぜでしょうか?もし夜に暗い部屋に入って勉強しようとするとき、最初に何をしますか?まず電気を付けますよね。このように先に反射鏡を使って明るくすると、後の作業がやりやすくなるからです。

さらになぜ先に低倍率から始めるでしょうか? 低倍率だと見える範囲が広いからです。待ち合わせ場所で人を探すときに、まず辺り全体をきょろきょろと見回しますね。人を探すのに目の前の1メートル四方だけを見る人はいないではないでしょうか。同じようにまず低倍率だと広い範囲が見えて対象物を探しやすいからです。つまり見える範囲は低倍率 > 高倍率ということです。このことから入ってくる光の量も違います。見える範囲が広いと光もたくさん入ってきます。つまり光の量も低倍率 > 高倍率になります。最初から狭い範囲で暗めだと観察するのが難しくなります。ですからまず低倍率から始めて、見にくいときに高倍率に変えていきましょう。

また手順に関連して、プレパラートを対物レンズまで近づけるとき、どうして真横から見るのでしょうか? 接眼レンズ越しに見ていると全然距離感がつかめなくて、近づけ過ぎて、プレパラートにぶつかってしまう危険があるからです。トラブルを避けるためにしっかりと指示を守りましょう。

このように学習するときは、理由も合わせて覚えていくと、単なる暗記ものも、興味深く学ぶことができます。

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