無料問題集 ただプリ|中学2年 理科 生物|[04]光合成

生物(テキスト版)

[問題集の使い方]

これは中学生用の無料問題集です。
プリント版ではなくテキスト版です。プリント版は別となっています。
直接画面を見て、問題を解きながら下へスクロールして下さい。
問題と解答が繰り返し出てきます。
問題を解きながら、すぐに答えを確認できるようになっています。
かっこ()数字の中に当てはまる語句や数字を答えましょう。解答はそれぞれの文章の下にあります。

 

[学習のポイント]

光合成とデンプンに関係について学習しましょう。どのような条件でデンプンがつくられるかを実験で確かめます。この実験を通して光合成はどのようなときに行われるかが理解できます。

どのような条件でデンプンがつくられるか(葉の実験より)

植物の葉に光を当てて、葉のどの部分にデンプンができているか確かめる。
葉を(0)で脱色させた後、デンプンができていれば、(1)液と反応させると(2)色に変わる。
下のイラストを見て答えよう。
葉の(A)~(D)のどの部分が変色したか、(3)で答えよう。

葉の光合成についての実験

~~~ここから下が解答~~~

   

   

(0)エタノール
(1)ヨウ素 (2)青紫
(3)A

~~~ここまでが解答~~~


どのような条件でデンプンがつくられるか(葉の実験の考察)

上のイラストで、なぜ(A)はデンプンができて、(B)~(D)はデンプンができなかったのか。
下の表にまとめてみた。(1)(8)には、同じ答えが繰り返し入ることがあります。

光(日光)が当たっているかいないか葉緑体があるかないか
   (A)     (1) (2)
   (B) (3) (4)
   (C) (5) (6)
   (D) (7) (8)
※(1)~(8)には、同じ解答が入ることがあります。

~~~ここから下が解答~~~

   

   

(1)当たっている (2)ある

(3)当たっている (4)ない

(5)当たっていない (6)ない

(7)当たっていない (8)ある

~~~ここまでが解答~~~


光合成とデンプンの関係

植物が(1)を受けて(2)などの養分をつくるはたらきを光合成という。
光合成は葉の(3)で行われる。このように植物は自ら養分をつくり出すことができる。


~~~ここから下が解答~~~

   

   

(1)光(日光) (2)デンプン
(3)葉緑体

~~~ここまでが解答~~~


あとがき(学習した後に読んでください)

植物はなぜデンプンを作るのでしょうか?皆さんも知っているように残念ながら植物は動き回ることができません。動物は食べ物を自ら動き回って採って来ることができます。しかし植物はそれができないので、自ら作って栄養分(デンプン)を貯めておく必要があります。植物は光合成によってデンプンを作った後、それを貯めておいて必要な時に使うことができるのです。このようにして動物のようにどこかに食べに行かなくても生きていけるのです。またデンプンは水に溶けにくい物質です。溶けやすいと貯めにくいですよね。その点、溶けにくいデンプンだと都合がいいのです。

どうして、二酸化炭素や水から栄養分(デンプン)が作られるのでしょうか。デンプンはブドウ糖が集まった物質です。デンプンを細かく分けたものだと思ってください。そのブドウ糖の化学式はC6H12O6です。化学式をよく見てみると、炭素と水素と酸素からできていることがわかります。つまり二酸化炭素(CO2)や水(H2O)と組み合わせたものなのです。

ここで光合成の化学反応式を見てみましょう。

6CO2 +12H2O → C6H12O6 + 6H2O + 6O2 となっています。

なんかすごく複雑な化学反応式ですね(-_-;)

(この化学反応式は原因と結果を一つにまとめた式で、本当は複数の式が必要となります。)

この式を見ると、光合成で栄養分をつくるときに結果として余分なものができますそれが酸素なのです(水の役割はここでは省略しています)。光合成において酸素は、デンプンを作った時に余ったものを外にポイっと捨てられる物質なのです。工作をした後に余った木や紙の端をポイっと捨てるようなものです。でもその捨てた部分が私たちも含めた生物の生命維持にとって大切なものとなっています。このようにして、うまく循環ができていますね。

    

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