[問題集の使い方]
これは中学生用の無料問題集です。
プリント版ではなくテキスト版です。プリント版は別となっています。
直接画面を見て、問題を解きながら下へスクロールして下さい。
問題と解答が繰り返し出てきます。
問題を解きながら、すぐに答えを確認できるようになっています。
かっこ()数字の中に当てはまる語句や数字を答えましょう。解答はそれぞれの文章の下にあります。
[学習のポイント]
植物細胞と動物細胞の違いについて学習しましょう。一つの細胞といっても、つくりに共通点と相違点があります。なぜ相違点があるのでしょうか? 簡単にいうと、植物は動けなくて動物は動けることなどと関係しています。
そしてこの相違点のおかげで、生命のための酸素や二酸化炭素の循環も見事に形作られています。私たちがこうして意識することなく呼吸して生活できているのはその証拠です。こうした植物細胞と動物細胞のつくりの違いから生じる連携が、私たちに生命維持に貢献しているのです。
植物細胞と動物細胞について
下のイラストを見て、 (1)~(5)を答えよう。
この中で植物細胞と動物細胞に共通しているものを全て答えよう。 (6) →
細胞膜と、その内側で核を含まない部分をまとめて(7)という。
植物細胞と動物細胞共に、(7)の一番外側には(8)がある。
~~~ここから下が解答~~~
(1)細胞膜 (2)液胞
(3)核 (4)葉緑体
(5)細胞壁
(6)核、細胞膜
(7)細胞質 (8)細胞膜
~~~ここまでが解答~~~
生物の細胞の数について
からだが1つの細胞からできている生物を(1)という。
からだが多数の細胞からできている生物を(2)という。
以下の生物の中から、 (2)に当てはまる生物を全て答えよう。 |
ミカヅキモ、ミジンコ、ミドリムシ、ゾウリムシ、アオミドロ、アメーバ、ケイソウ、ツリガネムシ |
当てはまる生物 (3) → |
~~~ここから下が解答~~~
(1)単細胞生物 (2)多細胞生物
(3)ミジンコ、アオミドロ
※(3)で答えたもの以外は、単細胞生物に分類される。
~~~ここまでが解答~~~
単細胞生物のつくり
下のイラストを見て答えよう。
(1)の名称を答えよう。
(2)は何をするところですか。
(3)の毛は、何をするために付いていますか。
(4)の名称を答えよう。
~~~ここから下が解答~~~
(1)核
(2)食べ物を取り入れる所
(3)動き回るため(泳ぐため)
(4)葉緑体 ※真ん中を境に2つに分かれている。
~~~ここまでが解答~~~
多細胞生物のつくり
様々な形や働きが同じ細胞が集まって(1)をつくる。
さらにいくつかの(1)が集まって、ある働きをする部分となる。
この部分を(2)という。
さらにいくつかの(2)が集まって、(3)ができる。
ヒトを例にして考えてみる
(1)筋肉の組織や皮膚の組織など
(2)心臓・肝臓・肺・小腸など
(3)体全体
~~~ここから下が解答~~~
(1)組織
(2)器官
(3)個体
~~~ここまでが解答~~~
あとがき(学習した後に読んでください)
植物細胞と動物細胞については一つの前に記事で触れました。 (中学理科 2年 生物|[02]細胞)
今回は単細胞生物(微生物)に注目してみましょう。
ゾウリムシとミカヅキモだけを見比べても、様々な形の細胞があることがわかります。中には本当に単細胞生物なのかなと思えるような生物もいます。例えば、ツリガネムシは複雑なつくりをしているので、一見多細胞生物に見えますが立派な?単細胞生物です。
さらに同じ単細胞生物でもゾウリムシとミカヅキモには大きな違いがあります(上の単細胞生物のつくりを参照してください)。それは何でしょうか? 葉緑体の有無です。ゾウリムシは葉緑体がなくて、ミカヅキモは葉緑体がありました。つまりゾウリムシは動物の仲間、ミカヅキモは植物の仲間と考えることができます。ただし例外もあります。ミドリムシは葉緑体を持ちながら動き回ります。そういう訳で植物と動物の機能を持ち合わせている素晴らしい生物ともいえます。もちろん光合成によって、他の植物と同じように栄養分を作りだすことができます。単細胞生物と一口に言っても、色々な種類があって、思っているよりもはるかに複雑なのです。生物のつくりは本当に奥が深いですね。